4月から月例直書き御朱印授与を再開します。第一土曜、日曜ですので4月3日4日が授与日となります。 1月に授与する予定でした牛と無事の御朱印を直書きさせていただきます。 「牛歩堂々」 牛の歩みはとろくさい、だらだらしていると揶揄されますが、一歩一歩力強い歩みは確かに大地をしっかりと踏みしめたもの。苦労を拒み、便利に慣れた我々は学ぶことがあるかと思います。 「無事」 年末に近づくと良く茶の間に掛けられるお軸の代名詞ですね。本当の無事とは何でしょう?何事もない一日を迎えることが出来ることです。我々からすれば何でもない一日こそ有難い一日なのです。当たり前を大切に思える心こそ「無事」なのです。
4月の月替わり書き置き御朱印は蝶々が舞う御朱印です。 「花無心招蝶」 「はなはむしんにしてちょうをまねく」と読みます。花は蝶々を呼ぼうとして咲くわけではありません。精一杯生きるため大地に根をおろし、養分を取り込み花を咲かせるのです。そこに蝶々が花粉を求めてやって来るだけのこと。人間は利害関係を考え、こいつと付き合えば得で、こいつと付き合えば自分が苦労するから無視をする、なんて考えをしがちですね。しかし全く間違った考え方です。自分の成すべき事をすれば自ずと人が集まり、人が去るのです。自然の妙景が我々に気付きを与えます。
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