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3月書置き御朱印のお知らせ

  • 執筆者の写真: 養徳院
    養徳院
  • 2月12日
  • 読了時間: 1分

3月の書置き御朱印のお知らせです。こちらの書置き御朱印は3月1日から授与可能です。

不思善不思悪 -ふしぜんふしあく-

  「物事の本質とは何か?」よく悩まされることです。そして見失っては気付かされるものです。

慧能禅師は師匠から法を継いだ時、その証として師匠から衣を与えられました。字も読めない慧能に師匠が法を伝えた事に納得のできない明上座という兄弟子が「その衣を返せ」と迫ります。その時慧能は衣を差し出した上で「不思善、不思悪、お前の生来の本性は何か」と問いかけました。この衣を得たからと言って貴様は法を得ることが出来るのか?という事です。ぐうの音も出ません。明上座はこの時気付きを得たのです。

伝統や格式を重んじることは大切なことです。しかしながらなぜそれが続いてきたかを考えず盲目的に大切にすることは本質から逸れてしまいます。皆がしているから、当たり前のことだからといった理由ほど理由にならないものはありません。我々の周りにはそういったことがゴロゴロと転がっているように思いませんか?

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