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先日は京都でも久々の積雪がありました。暑さ寒さも彼岸までと言いますがそうあってほしいものです。皆様のお越しをお待ちしております。


◆日時◆

3月8日(土)

3月9日(日)

午前9時〜午後4時迄


◆場所◆

養徳院 仮設事務所(山門をくぐって左側すぐのプレハブ)


◆見開き◆

清風動脩竹 -清風脩竹を動かす-

長く伸びる竹は風が吹くたびに葉音を立てます。その葉音は時として心地よく感じ、ある時は焦りを感じたりもします。大自然の営みは色々なことを我々に感じさせるのです。 

この世の中で同じものでも時と場合で全く違うものとなります。無邪気に笑う子供を見て心が和む人がほとんどでしょう。しかしその笑顔を見て悲しい気持ちになる人も、はたまた怒りの感情に支配される人もいるのが現実です。

どのような人間でも共通することは「心」があるという事です。あなたの心は細く長い竹の様に、様々な風に吹かれて今日も葉音を立てて揺れています。揺れ動く心と向き合い、大切なことを見失わないように今日を生きましょう。


◆片面◆

養心 -心を養う-

春の彼岸の季節となりました。ご先祖様に手を合わせる季節です。亡くなった人に手を合わせるという事は今を生きている事を再認識することです。星の数ほどいるご先祖様が脈々と命を繋いできてくれた御蔭で今の我々がいるのです。只管に今出来ることは何なのかを考え実行していく事が我々のできる事ではないでしょうか?


【2月限定 書置き御朱印】

◆授与開始日◆

2月1日(土)より

◉「流水無情送落花(流水情無うして落花を送る)」

「落花意有りて流水に随い流水は心無くして落花を送る」

人の命と時の流れ、その無情を春に感じずにはいられないのが禅宗坊主って奴です。

天邪鬼とお思いでしょう、でもそこに真実ありです。

良いことをすれば良いことが返ってくるからそのように行動するという考え方と

自身が良いと思うから行動するの差です。

人間は何でもかんでも言葉にしないと不安になる生き物です。

気付いたら必要以上に自身を着飾って生きていたりします。

そういった事を大自然の営みは我々に教えてくれます。


【2月直書き御朱印のお知らせ】

◆日時◆

2月1日(土) 9時~16時

2月1日(日) 9時~16時

◆場所◆

養徳院 書院「帯谷庵」

◉見開き

 「貪って憎む愚かな吾が鬼 今こそ醒めよ内に鬼あり」

仏教に「三毒」と言う言葉があります。

貪(貪りの心)、瞋(憎しみの心)、痴(愚かな心)の三つを仏教では

「三毒」といい我々の心の毒と説いております。

日本の鬼を想像してみてください赤鬼、青鬼、黄鬼がおります。

赤鬼は強欲で、青鬼は憎しみに溢れ、黄鬼は平常心を失ったものと考えられているそうです。

これら鬼はまさに我々人間が自分を失った状態の具現化です。

これらは我々の心の中に必ず存在しています。

足るを知れば貪らず、己を知れば憎しまず、限りを知れば心穏やか。

周りに流され振り回されるのではなく

自分と向き合う節分になることを切に願います。

◉片面

「為福 (福と為す)」

「禍を転じて福と為す」という言葉は有名です。

「禍福は糾える縄の如し」という言葉も同じく有名ですね。

いつまでも良いということは無いのです

もちろんそうあればどれだけ有難いことでしょう。

ですが私たち人間は年を取り、若かったころの様に体を活発に動かせなくなり、病を得て死ぬのです。

思い通りにならないことがあって当然です。

その時にどう動くかで「禍を転じて福と為す」ことが出来るのです。

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